2010年03月14日

回顧。壱拾(完)

11月26日水曜日。午前5時34分に、ジークはようやっと産まれました。
予定日の一日前でした。快晴でした。
前駆陣痛から数えて、丸一日苦しみました。
たくさんの人が応援してくれました。
お茶をたくさん飲みました(笑)
家族に物凄く心配を掛けました。
ドゥベが一緒に息んでくれました。
何より、
ジークがとても元気でした。
いい顔をしていました。
声も大きく、よく泣いていました。
初めての出会いの後、彼女を見かけたのは保育器とガラス越しで、
私はストレッチャーで通り過ぎただけで、
普通分娩との差に、段々と寂しく思い始めて、
だけど、一眠りして起きた後に、助産師さんが、「赤ちゃん、連れてこようか?」って、
そう言って連れて来てくれて、私の腕の中に寝かせてくれた時、やっと、嬉しさがこみ上げてきました。
ずっと、ずっと待ってたんだよって、何度も何度も言いました。
私はボロボロで、まだ起き上がることも出来なくて、いろんな管に繋がれてるから抱く事も出来なくて、
ドゥベとか両親とか、ドゥベの家族とかがこぞって抱っこするのを、ただ眺める事しか出来なかったけど、
時々、そうして連れて来てくれて訪れる、二人だけの時間が、凄く、幸せだったのを覚えています。

今でも、それは変わらないかもしれません。

家族で、友達で、皆でワイワイするのはとても楽しいけれど、
ふと、二人だけになって、私の腕の中で眠ったり、おっぱいを飲んだりしている時は、言葉に出来ない幸福感に満たされます。

こんなに苦労してるのに、不思議ですね(笑)
でも、それがあるから、大事に出来るんですね。

これからも、大事にします。
ジークの一番の武器(爆)である笑顔が、ずっとずっと絶えないよう、母ちゃんは頑張ります。

やっぱり、バルサみたいな母ちゃんになろう。
強くて、強くて、強くて、愛情深い母ちゃんになろう。


一年以上経ってようやく書けたことに、感謝。
読んでくれたみんなに、感謝。
posted by まう〜 at 22:36| Comment(0) | 妊婦生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

回顧。九

手術室では、未明という時間帯にも関わらず、スタッフの皆さま、勢揃いして私を迎え入れてくれました。
しかし、スタッフ達の話題は、「急に起こされて化粧も半端だわ〜」とか、「一応、着替えてきたけどさあ(笑)」とか。あー私のためにすまないねえ〜と、心にもないことを思いながら、私は笑顔で会話に耳を傾けていました。
ストレッチャーから手術台に乗る瞬間が実は好き、なんて言ったら、いろいろと誤解されるでしょうね…(爆)人生何度目かの手術台、あまり「怖い」と感じた事がありません。多分、「ここに来れば良くなるんだ」と信じきっているからだと思います。子宮の腹腔鏡手術した時だけ、全麻の瞬間、「これで人生終わったらどうしよう」ということを考えてみましたが、私らしからぬ思考だったので、そういうのを考えたフリ、で終わりました(笑)
まあそれはともかくとして、手術台がね、すっごく熱かったの。温めといてくれたんだろうけどね、熱かったの。いいの?低温火傷とかになるんじゃなあい?って思うくらいだったんだけど、そういうの、訊けない人なの、私(おい)きっと必要な温度なんだって思っちゃうの(え)
で、温度にも慣れてきたし、まあいいやって思って。
とにかく麻酔。麻酔お願いしますって言ってたかどうかはもう覚えてないけど、周りの心配を余所に、麻酔を心待ちにしてたのは確かで。
横向いて、陣痛が治まるの待って、「いくよ?」とプスリ。
腰椎麻酔は初めてだったのですが、刺す時はそんなに痛みはなく、ただ、液が入る時に、ズン、と重くなります。今回は陣痛があったので、全然痛くなかったし、平気だったのですが、素面だとどうなんだろう…とは思いました。
先生が、冷たい何かを皮膚に当て、「この感覚がわからなくなったら、完全に効いてるからね」と言われ、時間を置きながら何度も触りました。
大抵のことは適当に返事する私ですが(何)ここばっかりは適当だと後で死ぬ思いをします(笑)なので、真面目に、用心深く、答えました。当然なんですけどね。

さて、いよいよジーク様がこの世にご出現なされる儀式の開始です(笑)
枕元(?)にはとても美しくお優しい雰囲気の看護師さんが付いてくれて、手術の様子を丁寧に教えてくれます。声も優しくて、こういうのって、同じ看護師でも誰でも出来るってわけじゃないんだろうなあって感じました。本当に安心出来たんです。
目が覚めているので、いろいろと感覚はあります。が、例えばメスだとかは、まるでわかりませんでした。ただ、ジークがいよいよ出てくる時、「ツンツンって引っ張られる感触があるけど、大丈夫だからね」とその看護師さんが言われた通り、二、三回、引っ張られる感触の後、元気なジークの産声が聞こえたのです。

何かこう…「産まれたー」というよりも、「お。おおう。出てきたか」って感じではありましたが、あまりに元気なその声に、スタッフ一同感心、そして安堵した様子がわかり、「ああ、難産だったけど、安産だったんだな」と変なことを感じてました。
緊急帝王切開の子はどうしても疲れ切っていることが多く、すぐに泣かないこともあるそうです。
それに比べ、ジークは大泣き。ママとの感動の対面も、あんまり時間もらえずに、ただ必死に泣いてるわが子にちょっとだけ触れさせてもらって、「よく来たね。産まれたね。元気だね」と声をかけたかと思えばすぐに連れて行かれてしまったのでした。ちーん。

その後は、一気に全麻が入り、気が付いたのは術直後。

「終わったよ」手術室を出ながら、先生とお話です。頭はボーっとしてたけど、気分はスッキリ爽快だから不思議。
「次も、帝王切開だからね」―――その言葉がズーンと圧し掛かったものの、その時はもう考えないようにして、ジークに思いを馳せるのでした。
posted by まう〜 at 22:19| Comment(0) | 妊婦生活 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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